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トカトントン、が聞こえる

最善の判断をしたはずなのに、実は「トカトントン」だったのかもしれない、と考える男のメモ
日本はどこへ行くのか
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    産経新聞の【やばいぞ日本】特集がいい。日本の問題点を詳しく洗い出してくれている。このあたりの取材や構成はさすが大新聞だ。

    たとえば、【やばいぞ日本】序章 没落が始まった(1)「ダイナミズム失う」では、記事の最後でこう警鐘を鳴らす。

    いま、日本の没落が始まっている。経済は好調なのに、ジワジワと迫り来る長期的な不安がぬぐえない。人口減少に歯止めがかからず、エネルギーの獲得競争に相次いで敗れ、日本が誇った技術力にもかげりが見える。教育の劣化やモラルの崩壊は目を覆うばかりだ。日本文明の没落までささやかれ始めたいま、その現実とそこからの脱出を探る。

    経済そのものは好調だが、この連載を読んでいると、いかに外交が劣っているか、日本の誇りであった技術力が蝕まれているかがよくわかる。いずれも、目を覆いたくなるような惨状だ。人口減少や教育の劣化など、国内問題についてはまだ記事が掲載されていないようだが、是非とも読んでみたい。

    | 社会 | 21:05 | - | - | - | - |
    人は金だけで動くにあらず
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      パスカルの名言「人間は考える葦である」は、実は、その前にも文言があって、「人間は、自然のうちでもっとも弱い一本の葦に過ぎない。しかし、それは考える葦である」というのが完全なフレーズらしい。

      「考える葦」というのは、パスカルの言いたかった文脈では、マクロコスモスとミクロコスモスの両方を考えることができる、という意味らしい。(松岡正剛「17歳のための世界と日本の見方」p.312)

      さて、それはともかく、人を動かす原動力は2つある。金と名声だ。もちろん、金でも名声でも動かない人もいるが、現代社会をマクロ的に見たとき、金か名声のどちらかで動くのが普通で、後は例外だと考えた方がいろいろ理解しやすい。注意したいのは、名声は匿名の人でも得ることができる、という点だ。「これはボクがやったんだ」と思えるものであれば、名声を得る素材となりうる。

      前置きはこれくらいでよかろう。小飼弾氏はこう書く。本当に若者はうまく働くことができないか?

      むしろ私には「昨今の若者」たちが、「いい仕事をすること」「いい汗をかくこと」に対しては貪欲でも、「それに対する代価を要求し、その権益を確保することにはさほど興味がない」ように見受けられる。字幕.inの中の人なんてまさにそうだ。とりあえずの生活費を確保したら、あとはもってけセーラー服と言わんがばかり。むしろ「オレオレ」とばかりに所有権に敏感で、権益確保に旺盛なのは、「おじさんおばさん」にこそ多く見て取れるのだが。

      字幕.inの中の人はさておく。あの人は、本当に欲がなさそうだから。どこか、マリナーズのイチローを思わせるような(しかし、何から何までまったく違うのだが)禁欲的な、というより、無欲な人みたいなので。ちょっと例外でしょ、あの人。

      で、それ以外の人たち、ニコニコ動画のMADの職人やコメント職人たちは、確かに労働に見合う代価を要求していないかのように見える。しかし、本当はそうではないのではないか。つまり、彼らの求める代価は、お金ではなく、名声である。

      2chのまとめサイトやニコニコ動画のコメントを見ていると気づくと思うが、多くの人にとってちょっとでも価値のありそうなものに対しては、すごい勢いで賛辞が浴びせられる。「うp主乙!」に始まって、「うp主愛してる」とか「結婚してくれ」とか「うp主は俺の嫁」とかのコメントが多数ついた動画を探すのは簡単だ。「結婚してくれ」などのコメントは、投稿者が男性だとおぼしき場合でも、男性がそのようにコメントを書いていると推測される。投稿者(あるいは、出演者)が女性の場合は、それがさらに顕著になる。

      このように過剰な賛辞は、ニコニコ動画への投稿者にとって、大きな代価となりうる。投稿者が匿名であっても、しかし自分が投稿し、そして自分に対して賛辞が送られ、それを受け取ることが許されている。代価は十分得ている、と思う。

      多くの現代人が血眼になって追い求めているのは、金と名声である。仕事ができる奴は金を求め、チャンスに恵まれない奴は名声を求める。注意しなければならないのは、この場合の名声は、匿名であっても受け取れるものだということだ。2chのVIPを見よ。匿名のまま、できるだけ多くの人から賛辞を得るために、 VIPPERは常識外れのことをやる。たびたびVIPに現れる“釣り師”たちを見よ。最後に「釣りでした(=これはフィクションです)」という宣言の後、いい“釣り”にはお話としてのクオリティを誉める言葉が次々と発せられる。それは匿名であっても、自分に向けられたものとして受け取ることが許される素晴らしい贈り物だ。名声を求めている現代人の極端な形が、VIPPERたちに見て取れる。

      | 社会 | 20:57 | - | - | - | - |
      「年金カード」はICカード普及の布石?
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        共同通信によると、ICカードタイプの「年金カード」を発行することにしたとか。「社会保険事務所などに行かなくても、カード読みとり装置があれば自宅や職場などのパソコンで、加入者らがいつでも自分の保険料納付記録などをチェックできるようにするのが狙い。」とあるけど、カード読み取り装置だけでなく、パソコンとインターネット接続も必要ですよね。カードに内蔵されるのはおそらくFelicaでしょう。Felica読み取り装置付きのパソコンとインターネット接続がないと、「加入者がいつでもチェックできる」とはならないわけで…。

        どさくさに紛れて、ICカードを普及させたいのでしょうか。あるいは、住基カードをICカード化するための布石でしょうか(Felicaなら複数の機能を1枚のカードに持たせることができるので)。

        | 社会 | 20:51 | - | - | - | - |
        「コード」を輸入して「モード」を生み出す日本(人)
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          世界に通用するようなオリジナリティのあふれるものは、なかなか日本から出てこないと言われる。IT関連業界でも問題になっていて、プログラマが幸せな生活を送るためには、シリコンバレーに行くしかないという考え方も徐々に広まりつつあるような気がする。

          ただ、日本からオリジナリティにあふれるものが出てこないのは、それなりの理由があるはず。教育が悪いとか、社会が悪いとか、悪いところを探して修正する努力をするのはいいが、他に考えようはないだろうか。

          …と思っているときに読んだのが、松岡正剛「17歳のための世界と日本の見方」(春秋社)。

          日本は外国から「コード」、いわゆる文化や技術の基本要素を取り入れて、それを日本なりの「モード」にしていく、様式にしていくと言うことが、古代から大変得意な国だったんですね。/古代から中世まではもっぱら中国とか朝鮮のコードを輸入しました。その後は南蛮文化をどんどん取り入れて、明治以降はヨーロッパ文化、最近はもっぱらアメリカの文化や技術ばかり気にするようになった。このように時代によって変化してきましたが、基本的には素材としての「コード」を輸入して、それをもとに日本なりの様式としての「モード」を生み出す独特の編集力を発揮してきたと言ってもいいのです。(中略)よく日本のことを、オリジナルを作ってこなかったとか、独創性がないとかいって批判する人たちもありますが、私はこういう日本の「編集方法」にこそ、日本文化の重要な独創的な特質が潜んでいると思っています。(pp.202)

          いたずらにオリジナリティを追求するのではなく、諸外国の優れた技術を取り込んで、日本独自の様式を作り出す方が、むしろ日本人にあっているし、しかも価値があるのではないか。

          そう考えると、アメリカのIT関連産業のことを紹介するサイトは、実は非常に役に立つ情報であふれているのではないか。「英語圏に類似のものがないほど独創性に富んだサービスを生み出す」ことを目指すのではなく、英語圏のサービスや商品からいい素材(コード)を選んできて日本独自にカスタマイズする(様式=モードを与える)ことを目指す方が楽で、しかも生産性にあふれているような気がしてきた。

          | 社会 | 20:45 | - | - | - | - |
          DVDレコーダーの普及率が上がらない理由を読み違えてはいけない
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            VARDIA(ヴァルディア) RD-S300

            DVDレコーダーの普及率が上がらないようだ。毎日インタラクティブによる。

            ビデオデッキに代わる家庭用の映像録画・再生機として普及が期待されたDVDレコーダーが、深刻な売れ行き不振に直面している。一時は次世代DVD発売を前にした一時的な買い控えかと見られていたが、年末商戦でも盛り返せず、最近では「操作の難しさや著作権保護のための録画制限が敬遠されている」との見方が業界で有力になっている。このままでは期待の次世代DVD商戦も不発に終わりかねず、メーカー各社は操作を易しくするなど消費者の関心を取り戻すのに懸命だ。


            デジタル家電に興味のある層が一通り購入したため、「VHSで十分」と思っている層の取り込みが必要だったのに、それに成功していないという分析のようだ。確かに、そういう面はあるかもしれないが、むしろテレビ番組の視聴時間の減少や視聴形態の変化に注目すべきではないか。「外出中のテレビ番組を見たい」「録画して残しておきたい」という要望そのものが小さくなってきていないか。

            メーカーとしては、製品をブラッシュアップすれば、それでモノが売れるようになって欲しいと思うのだろうが、マーケティングとして間違っていないか、とても気になるところだ。
            | 社会 | 22:11 | - | - | - | - |
            「天下りあっ旋全廃に反対したらもう自民党には票を投じない」バトン
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              Life is beautiful」さんのところで見たエントリに反応する。

              この議員の発言は、「官僚は給料が安くても、不夜城と呼ばれる霞ヶ関でサービス残業で死にそうになっても、最後には天下りして甘い汁が吸えるからがんばっている」と言っているに等しい。

               これは官僚を侮辱した発言だし、そもそもインセンティブの与え方が間違っている(参照)。優秀な人に、国民のために霞ヶ関で長時間働いて欲しいのであれば、その働きに見合うだけの民間並みの給料を払うべきだし、残業手当も出せば良い。税金をそういうことに使うのはごく当たり前のことで、ちゃんと説明すれば国民を納得させることは可能なはずだ。


              以前、国家公務員の親を持つ知人に聞いた話だが、国家公務員になると、2年ごとに異動で転々としなければならなかったらしい(今はどうか知らない。また、「上級国家公務員」に限る話かどうかもしらない)。給与水準は多少高いのだろうけれど、勤務時間は長い。男女の区別はないので、女性は家庭を尊重して退職するか、独身のままいるか、別居を我慢するかを強いられる。男性もまあ同じか。

              しかも、身につけたスキルを生かした転職は基本的に不可能だ(何しろ、雇用者が世界に1つしかない日本国だし)。いや、転職できないわけではない。しかし、スキルを生かして民間に転職をすると「天下り」だと言われる。

              天下り斡旋全廃には賛成だが、国家公務員の労働環境を改善する必要はあるのではないか、と思う。天下り斡旋全廃と国家公務員の労働環境改善は、セットで論議しなければならないのではないか。

              なお、当然ながら、事実誤認があれば、以上の議論は成立しない。
              | 社会 | 13:16 | - | - | - | - |
              ホワイトカラー・エグゼンプション導入に反対する
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                先週の「読売ウィークリー」(2006年11月5日号)で、ホワイトカラー・エグゼンプションについて巻頭で特集が組まれている。ホワイトカラー・エグゼンプションとは何かというと、現在、デザイナーやシステムエンジニアなど一部業種に適用されている裁量労働制を、普通のサラリーマンにも適用しようという案である。


                年収400万以上の社員の残業代を支払わない――。そんな賃金制度の導入を財界が画策している。働けど働けど、給料は上がらず昇進もないという30歳代社員は多いはず。この世代はリストラで人手不足になった職場を長時間労働で支えているのだが、さらなる苦難が彼らを襲おうとしているのだ。ノルマ急増で「風呂敷残業」、連日の深夜労働の末に休職など、実態はあまりに酷い。(Webの紹介記事より)


                仕事であげた成果によって収入・昇進には差を付けるが、成果を得るために長時間時間外勤務をしたとしても、残業手当を付けないのである。つまり、「頑張るのは勝手。金は払わない」ということ。こんなに雇用者側に都合のいい話はない。これでは、要領のいい人は得をするが、まじめにコツコツ仕事をこなす人は正当に評価されない可能性がある。勤労意欲に対する悪影響が出ないと言えるのだろうか。

                それにしても、久しぶりに買った「読売ウィークリー」の内容の薄さには驚いた。この特集も3ページほどの記事のあとは、ビジネス書作家のあまり役に立たないチャートなどで数ページを埋めてあるだけ。別の特集もそれほどしっかりしていないし、やたら広告が目に付くし。当然のことだが、月刊誌の方がずっと読み応えがあるなあと思った。

                読売ウィークリー


                ※2006/12/25修正
                エグゼプション→エグゼンプション
                (恥ずかしい間違いでした)
                | 社会 | 20:43 | - | - | - | - |
                社会にわだかまるフラストレーションは弱者へ向かう
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                  数ヶ月前に書いたものだけど、中身は全然古くなっていないので、アップしておこう。

                  共同通信社によると、駅員への暴力が5年間で2倍に増えたらしい。

                  日本民営鉄道協会は3日、JRを除く大手私鉄・地下鉄16社で2000年1月から06年5月までに起きた駅員や乗務員への暴力行為の集計結果を公表した。年間で72件だった00年以降、毎年増えて05年は139とほぼ倍増した。深夜の酒に酔った乗客による暴力が目立ったという。曜日別では金曜日が24件で最多。時間帯は午後9時以降が45件と多かった。52件は加害者が飲酒、うち23件は泥酔状態だった。(共同通信)


                  景気が上向き加減だから、飲む機会が増え、その結果として駅員への暴力が増える、という流れなのかもしれない。しかし、もしそうでないとしたら、子どもへの暴力が増えているのと同じ原因----社会に対するフラストレーションがたまっているため----によって、駅員が狙われているのかもしれない。

                  このフラストレーションの正体は、いったい何だろうか。私には、まだまったく見当も付かない。
                  | 社会 | 00:55 | - | - | - | - |
                  日本の社会格差から何が生じているのか
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                    毎日新聞のサイトで公開されている「縦並び社会 - 格差の現場から」の記事を読んで考えたことを記しておきたい。

                    日本国民は、きっと世界中でもかなりおとなしい方にはいるはずだ。政治家が汚職で辞職しても、銀行が不祥事を起こしても、社会の格差が拡大したと感じても、抗議活動はせず、怒ることもない。デモをするわけでもなければ、抗議ビラをまくわけでもない。なぜこんなに我慢ばかりするのか、フラストレーションがたまっているはずなのに、それはどこに吸収されているのか、とても不思議に思っていた。

                    ふと気付いた。日本では、フラストレーションがたまってきた人々は、社会のルールを陰で破るのである。IT関係で言えば、Winnyで違法なファイルを公開・ダウンロードしたり、DVDをコピーしたり、2ちゃんねるで他人の悪口を書いたり、“釣り”を仕掛けたりする。あるいは、匿名でブログに嘲笑するようなコメントを書く。

                    あるいは、逆に他人のルール違反に過敏になる人もいるだろう。私などは、電車の車内で携帯電話で話す声がひどく気になる。携帯電話に対して妨害電波を出す機器が売られているようなので、それが欲しくなるくらいだ。これはきっと、生活から感じるフラストレーションがたまってきているのだろう。他にも、たとえばホリエモンのように、カネも名声も持っていた人間が、一転して犯罪者として報道されると、みんな「安心して」悪口を言い始める。あるいは、ワイドショーで悪口を言うコメンテーターに頷く。

                    私自身は、幸いなことに社会のルールを影で破りたくなるほどには、フラストレーションはたまっていないようだが、日本社会にはそのようなフラストレーションのたまった人たちが、確実に増えているような気がする。ニートの増加もその一部の現れだろう。フリーターや低賃金で働く派遣社員が増えていることは、将来的に社会に対するフラストレーションを拡大させる可能性が高い。

                    我々は、このフラストレーションを本来向けるべき相手に向けることはできないのだろうか。
                    | 社会 | 01:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    マスコミよ、消費者金融問題を避けるな
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                      アイフルの違法取り立てについて、金融庁の指導があるまで、マスコミにこのことが取り上げられなかったのは変だなあと思っていたのだが、やはり裏がありそうだ。
                      http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1865412/detail?rd

                       ただ今回問題なのは、マスコミ各社が処分が決定されるまで、アイフル問題をほとんど報道しなかった点にもある。以前、同業の武富士の武井康雄元会長が、フリーライターの山岡俊介氏の自宅を盗聴して事件となった。事件が明らかになる数カ月前、山岡氏が日弁連で武富士を追訴する記者会見を開いたそうだが、会見場に入りきらないほどマスコミ各社の記者が集まったにもかかわらず、翌日の新聞には一行も載らなかったという。というのも、今や消費者金融は高収益産業であり、新聞・テレビの大スポンサ−となっているからである。


                      「新聞の報道は、実はかなり偏っている」という認識を持つ人が増えつつあるようだが、このあたりの問題も知っておく必要があるだろう。
                      | 社会 | 21:28 | - | - | - | - |