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トカトントン、が聞こえる

最善の判断をしたはずなのに、実は「トカトントン」だったのかもしれない、と考える男のメモ
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Web上のコミュニティについて
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    先日来、はてな村を騒がせている問題だけど、私の考えていたことと似たことを池田信夫氏が書いている。はてなの逆淘汰

    ウェブは、十分大きくなった。これからは量の拡大を求めるのではなく、質の高いコンテンツをフィルタリングするシステムが必要だ。それにはサービス業者が介入するより、ユーザー同士でチェックし、格づけするのがウェブらしい解決方法だろう。はてなブックマークは、もとはそうしたメカニズムの一つだったが、それ自体がイナゴの巣になっているのではしょうがない。

    どこかにもう書いたと思うけど、はてな村よりも、今や2ちゃんの方がずっと情報システムとして優れている。もちろん、2ちゃんそのものは、情報のS/N比が低すぎて、生ログなんて読んでいられないだろう。しかし、多くのまとめサイトがあって、競って情報を選別・編集している。その結果、全体としては非常におもしろい情報源になっている。スレの参加者や意見に偏りがあり、編集しているまとめサイト管理人のバイアスがかかっていることさえ意識しておけば、十分楽しめる。

    それに比べて、はてな村やブログ界はどうだ。はてブをはじめとしたソーシャルブックマークという優れた情報選別の仕組みがあるにもかかわらず、イナゴに食い荒らされてしまっているらしい。たとえば、誹謗中傷を芸だと勘違いしている馬鹿者が大きな顔をする現象はパソコン通信時代にも頻繁にあったけど、同じことが同じように問題になっているのを見ると、もう少し歴史を意識した方がいいのではないかと思う。

    イナゴ問題だけでなく、特に見るべき情報のないブログが増えて、ブログのS/N比が下がってきて、ブログ全体の平均価値が下がってきている。リアル知り合いのブログと、有名人のブログ、あとは仕事や趣味関係のブログくらいしか、普通の人にとっては読む価値がないかもしれない。

    どう考えても不思議なのは、2ちゃんのカオスをまとめ上げるシステムが現に存在しているのに、もっとまともなディスクールが交わされているブログ界の状況をまとめ上げるシステムがどこからも出てきそうにないことだ。いや、すでにあるのかもしれないが、まだ私の目に触れるところに出てきていない。

    ふと思ったのは、もしかしたら、ブログ界のまとめサイトみたいなのが必要なのかもしれない。2ちゃんのまとめサイトのように、エントリごと抜き出したりして掲載する、そんなサイトが出てきてもいい。

    そこで障害となるのが、著作権法だ。どう拡大解釈しても、エントリごと引用してしまうと、それはもはや著作権法の許すところの引用にはあたらないだろう。そこで、私が提案したいのは、ネットにおける著作権法の一部制限だ。まとめサイトのようなものに限って、引用の要件を満たさなくてもいいことにする。これにより、現行の著作権法をまじめに守るよりもずっとネット上の情報交流が活発になるのではないか。

    一つだけ池田信夫と意見が違うのは、「ユーザー同士でチェックして格付けする」というところ。はてブがイナゴの巣になったように、よほどうまくシステムを作らないと、イナゴに食い荒らされてしまう。情報の編集作業には、特定の編集者(複数でもいいけど)の視点が必ず必要になる。視点の定まらない編集作業というのはあり得ない。

    | ネット | 20:55 | - | - | - | - |